風光明媚な須磨には、松尾芭蕉をはじめとする多くの文人が訪れ、須磨の地をおりこんだ歌や句を数多く残しています。明治時代以降には、武庫離宮が造営されるとともに、多くの財界人が須磨に移り住み、財閥の別荘地として華麗なる須磨の近代史を彩りました。

 

華麗なる須磨の近代史 イメージ画像

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西須磨にある華族・財界人の別荘

明治30年頃から、須磨の風光明媚で温暖な土地を愛した華族や財界人によって、西須磨の地に別荘が建てられ始めました。鉄道の開通、第一次世界大戦による好景気によって、さらに別荘建築に拍車がかかっていきました。しかし、第二次世界大戦以降、建築されることはほぼなくなり、阪神淡路大震災により倒壊した家もあります。現在は、数軒を残すのみとなっており、一般に公開されていません。それらのうち、離宮西町2丁目にあります旧西尾類蔵邸は、現在「神戸迎賓館 須磨離宮」として活用されており、レストランや結婚式場として利用できます。

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