白川の高座岩(夫婦岩)
白川峠の北方の小高い峰を高御座山(たかみくらやま)といい、その頂に東西に並ぶ二つの巨石「高座の岩」があります。両方とも上が平らになっており、東の雄岩は六十畳、西の雌岩は四十畳敷きの広さだと言われています。
伝説では、イザナギノミコトとイザナミノミコトが日本の国を作られた時に、この岩の上で休息されたといい、神功皇后や安徳天皇・建礼門院もここからの景色を楽しまれたと伝えられています。雄岩の上にある深い窪みには、いつも水が溜まっており、この水で洗うとどんなひどい疱瘡(ほうそう)でもきれいに治ると信じられ、寿命水と呼ばれていました。 また、この岩の上に17日間籠(こも)って祈ると子どもが授かるとも信じられていました。
地図 [地図表示] | |
住所 | 神戸市須磨区白川 |
アクセス | 市営地下鉄「名谷駅」から、市バス79系統「東白川台」下車、北へ徒歩約30分 |