勝福寺

988(永延2)年、太政大臣藤原伊尹(これただ)の三男、藤原英雄丸が勅命により、「証楽(しょうらく)上人(しょうにん)」と名を改め、高取山麓に庵を建て、鹿松峠(かのししまつとうげ)に出没していた鬼人を仏教の力で退散させた後に開いた寺といわれています。ここには、平清盛寄進と伝えられる国指定重要文化財である密教法具があります(閲覧は不可)。また、清盛の築島供養の幡や松王丸の手紙と称する文書もあります(それぞれ閲覧は不可)。 1938(昭和13)年の阪神大水害で倒壊した本堂が、2009(平成21)年、再建されました。毎年1月7日には追儺式(ついなしき)が行われます。

勝福寺
勝福寺
地図

住所神戸市須磨区大手町9丁目1-1
アクセス山陽電車・市営地下鉄「板宿駅」から北西へ、徒歩約15分